2015年2月5日木曜日

国際結婚と国際離婚

うちの夫はバツイチです。
で 一回目の結婚も日本女性。
二回目も性懲りもなく 日本女性。 私です。

でも 正式に結婚するまで かなりたいへんでした。

というのは kyoutachanの liberté リベルテ/ 自由 〈7〉了 を読んだ方は
このテリーは なんでさっさと離婚して ミチルとさっさと結婚しないんだ
と 思ったかもしれない。
でも ヨーロッパって どの国も 離婚がけっこうややこしい。
離婚の管轄が 裁判所なんで プロセスを踏まなくてはならない。

で うちの夫の場合ですが 1995年に日本で離婚しました。
元・奥さんが 離婚用紙に はんこを押して 提出して 持ってきてくれた。
それが 1995年3月。
これは 市役所・区役所で簡単にできる。
ちなみに夫もはんこを持ってます。
日本で生活するためにはハンコは必須。
カタカナのハンコ。

だから 離婚していたもんだと本人も思っていた。
で 私と結婚するにあたって 『独身証明書』を提出しなくてはならない。
離婚したという証明だけではだめなんです。
それは離婚したあとにスペインもしくは ハイチとかまたはニューギニアとか
どこかで結婚してるかもしれない。
それで 大使館に連絡して 独身証明書の発行を頼んだ。
でも スペインでは 彼はまだ 結婚していた。
それで 日本で離婚したという書類を送ったけど 却下。
結婚は 裁判所の仕事なので 裁判所の書類でないと受け付けられない。
協議離婚ではなかったので 裁判所の書類はなし。
たまたま 運がいいことに親友が 弁護士だったので 
本人たちのいない 裁判が スペインで始まった。

でも ずっと 平行線。
元奥さんは アメリカに行ってしまっていないし
どうなる。
彼女の戸籍かなんかがあればどうだろうかと 思って
区役所に電話。
これまた 運がいいことに (ほんとに運がいいことに)
区役所の人が 私を彼女だと思って こう言ったのです。
『ああ 先日 アメリカで結婚された方ね』
彼女 その電話のほぼ一種間前に結婚していたんです。
一方がすでに結婚していたら 当然 離婚成立させるしかないじゃないですか?

それでも それから 半年かかりました。
でも もしその時 彼女が結婚したのがわからなかったら
もっともっと 複雑になっていたと思います。

正式に離婚したのは 1997年12月。
2年と9ヶ月。

今はいろんな国の人同士で結婚してるから こういうことも統一していたほうがいいですね。

3 件のコメント:

  1. ほんと運良く運んだ感じ。
    するべくしてした結婚なんだなあと思いました。
    と、違う所に感心しちゃったけど、国毎の法律を統一、まとめるのは
    簡単ではなさそう。
    そういう困った局面に立つと心底、思いますけどね。
    同じ様式にしてくれーって。

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    1. 裁判所通さないのは日本だけなんだって。
      でも 日本人同士の場合 簡単に離婚できて便利。
      弁護士もいらない。
      安上がり。
      本人同士で 決意できて。
      それがだめなのは ヨーロッパは そんなに簡単にしたら
      離婚結婚を繰り返しすぎで カオスになるから?


      でもさ この場合 元妻は 重婚つーことになるわけ?
      二回目 アメリカ人でよかった。
      19歳年下なんだって。

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    2. 私の日本人の友達は、最初南米の人と結婚していたけど、別居してそのままになり、その後であったご主人とは結婚しようというとき、できるのかどうか調べたら、ある程度年数経ってたら離婚が成立するという事で、無事結婚していました。
      その期間が経ってなければ、重婚になるんじゃないかと。

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